🖥️ BetterDisplay 5 の使い方
無料版・Pro 版かんたんマニュアル

はじめての人が、ぜんぶの機能を使いこなせるようになる本

対象バージョン: v5.2.1(2026年11月1日更新 / 初版: 2026年8月3日)

📖 このマニュアルの読み方

最初から順に読めば、インストールから全機能まで一歩ずつ身につく構成です。すでに使っている方は、目次から知りたい章だけ読んでもかまいません。

v4 から乗り換える方は、まずBetterDisplay 5 で変わったこととv4 のライセンスで v5 は使える?をどうぞ。はじめての方はインストール、無料版と Pro 版の違い・料金、基本の使い方へ。

無料 …… 無料のまま使える機能   Pro …… 有料の Pro 版(または14日間のお試し期間中)だけ使える機能   v5 新機能 …… BetterDisplay 5 で加わった機能

⚠️ メニューの名前は、公式ガイドの英語表記を( )で添えています。日本語表示では訳語が少し違うことがあります。見つからないときは、英語名に近い項目を探してください。

第1章 BetterDisplay ってなに?

BetterDisplay(ベターディスプレイ)は、Mac の画面まわりを「かゆいところに手が届く」ように調整できるアプリです。Mac 本体の画面はもちろん、外付けモニターやテレビもまとめて操作できます。

Mac 標準の「システム設定」ではできない、こんなことができるようになります。

できることの一覧

🔆

外付けモニターの明るさを Mac から変える 無料

モニター本体の裏のボタンをポチポチ押さなくても、キーボードやスライダーで明るさ・音量を調整できます。

✨

文字をなめらか・くっきり表示に Pro

外付けモニターの文字がギザギザ・ぼんやりして見えるとき、Mac 本体の画面のようにきれいに表示できます(HiDPI 化)。

☀️

画面をもっと明るく Pro

MacBook Pro などの明るさの上限を引き上げて、日中の屋外などでも見やすくします。

🖼️

画面やウインドウを小窓・別画面に映す Pro

別のモニターの内容を小窓(ピクチャインピクチャ)で表示できます。v5 からは、選んだウインドウだけを映すこともできます。

👻

「仮想スクリーン」を作る 無料

実際にはつながっていない架空の画面を作れます。画面共有や配信、壊れた画面の救済などに使えます。

📺

テレビを HDMI 経由で操作 無料v5 新機能

HDMI-CEC という仕組みで、テレビの音量・入力切替・電源を Mac から操作できます(Apple シリコンの Mac が対象)。

🔊

音量を変えられないモニターにも音量調整 無料v5 新機能

「ソフトウェアオーディオ」で、Mac 側で音量・消音を調整できます。イコライザーなどの細かい調整は Pro です。

🎨

色や画質のこまかい調整 無料Pro

カラープロファイルの切替は無料、色温度・シャープネス・3D LUT などの微調整は Pro。画面の色味を好みに合わせられます。

🔄

解像度・書き換え速度・回転の変更 無料

画面の広さ(解像度)や、なめらかさ(リフレッシュレート)、縦置き用の回転をメニューからすぐ変更。

⌨️

キーボードや自動化で操作 無料Pro

基本のショートカット・コンソール・接続時の自動処理は無料、細かい機能への自由なキー割り当ては Pro です。

💡 「BetterDisplay」と「BetterDisplay Pro」の関係 アプリ本体は 1 つで、名前は「BetterDisplay」です。無料のままでもたくさんの機能が使えます。有料ライセンス(利用権)を買うと「Pro」の機能が全部使えるようになります。買う前に 14 日間、Pro の機能を無料で試せます。詳しくは第5章へ。

BetterDisplay 5 で変わったこと v5 新機能

BetterDisplay 5 は、2026年に出た大型アップデート(メジャーバージョン)です。2026年10月29日公開の v5.2.1 が、11月1日時点の最新の正式版です。主な変更点は次のとおりです。

変わったこと内容詳しくは
対応 macOSmacOS 26.3(Tahoe)以降が必要になりました。macOS 27(Golden Gate)にも対応しています。それより古い macOS の方は v4 を使い続けます。第3章
ライセンス2025年1月1日以降に買った Pro ライセンスは、無料で v5 に使えます。それより前に買ったライセンスは v5 には対応していない扱いになります(v4 では引き続き有効です)。第5章
HDMI-CEC 無料HDMI でつないだテレビの音量・入力・電源を操作できます。7-11
ソフトウェアオーディオ 無料Pro音量を Mac から変えられないモニターでも、Mac 側の処理で音量を調整できます(試験的な機能)。7-13
選んだウインドウの配信 Pro画面全体ではなく、選んだウインドウだけを小窓や別の画面に映せます。1 秒あたりの描画回数(フレームレート)の上限も決められます。7-6
画質フィルター・3D LUT Proシャープネス(輪郭の強調)や形のゆがみ補正などのフィルターと、色を変換する表(3D LUT)を読み込む機能が加わりました。7-7
コンソールと自動処理 無料アプリ内で命令を打ち込める画面(コンソール)と、モニターの接続・切断・スリープのときに決まった処理を走らせる機能が加わりました。7-14
見た目macOS 26 以降の新しいデザイン(Liquid Glass)に合わせてメニューを一新。設定画面は左側のサイドバーで切り替える形になり、丸みのある新しい OSD(音量・明るさの表示)も選べます。第6章・第8章

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第2章 さきに覚える ことばミニ辞典

このアプリには専門用語がいくつか出てきます。でも大丈夫。ここに出てくる言葉だけざっくり分かれば、あとは全部読み進められます。分からなくなったら、いつでもこの章に戻ってきてください。

メニューバー
画面のいちばん上の細い帯のことです。右のほうに時計や Wi-Fi マークが並んでいますね。BetterDisplay を起動すると、ここにアイコンが増えます。このアイコンが操作の入り口です。
解像度(かいぞうど)
画面を「何個の点(ドット)で描くか」という細かさのこと。数字が大きいほど画面が広く使えますが、文字は小さくなります。BetterDisplay ではこれをスライダーでなめらかに変えられます。
HiDPI(ハイディーピーアイ)
文字や写真を 4 倍の点を使って描く「高精細モード」のこと。同じ大きさの文字でも、点をたくさん使って描くのでなめらかで読みやすくなります。Mac 本体の画面(Retina ディスプレイ)はもともとこのモードです。BetterDisplay を使うと、外付けモニターでもこのモードを使えるようになります。
DDC(ディーディーシー)
Mac からモニター本体に「明るさを上げて」「音量を下げて」と命令を送るための通信のしくみ。いわば「モニターのリモコン」。これのおかげで、モニター裏の押しにくいボタンを触らずにすみます。ほとんどの外付けモニターが対応しています。
HDMI-CEC(エイチディーエムアイ・シーイーシー)
HDMI ケーブルを通して、つないだ機器どうしが電源・音量・入力切替の命令をやりとりするしくみです。テレビのリモコンでレコーダーも動かせるのは、このしくみのおかげです。BetterDisplay 5 は、これを使って Mac からテレビを操作できます。
リフレッシュレート
画面が 1 秒間に何回描き直されるかという「なめらかさ」の数字。単位は Hz(ヘルツ)。数字が大きいほど、マウスの動きや動画がなめらかに見えます。
仮想スクリーン(かそうスクリーン)
実際にはつながっていないのに、Mac に「もう 1 枚モニターがある」と思い込ませる架空の画面のこと。「ダミーディスプレイ」とも呼ばれます。画面共有・配信・特殊な用途で活躍します(第7章-5で詳しく)。
XDR / HDR(エックスディーアール / エイチディーアール)
ふつうよりずっと明るく・色鮮やかに表示できる画面の規格。最近の MacBook Pro の画面などが対応しています。ただし macOS は普段、その明るさの一部しか使わせてくれません。BetterDisplay はその「隠れた明るさ」を引き出せます。
EDID(イーディーアイディー)
モニターが Mac に渡す「自己紹介カード」。「私は○○社の△△、この解像度が使えます」という情報が入っています。この自己紹介の内容を書き換える上級機能(EDID オーバーライド)もありますが、初心者のうちは触らなくて大丈夫です。
OSD(オーエスディー)
音量や明るさを変えたとき、画面にふわっと出る表示(オンスクリーンディスプレイ)のこと。BetterDisplay は Mac 純正そっくりの表示を出してくれます。v5 では、丸みのある新しいデザインも選べます。
ソフトウェアディミング
モニター本体の明るさ(バックライト)は変えずに、画面の描画のほうを暗くする明るさ調整の方式。モニターがハードウェア制御(DDC)に対応していなくても使える、頼れる代役です。
3D LUT(スリーディー・ラット)
「この色が来たら、この色に置き換える」という色の変換表のこと。映像制作で色味をそろえるときに使われます。BetterDisplay 5 の Pro 版では、この表のファイルを読み込んで画面に適用できます。

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第3章 インストールしよう

3-1. 対応している Mac を確認

現行の BetterDisplay 5 は、macOS 26.3(Tahoe)以降に対応しています。macOS 27(Golden Gate)でも使えます。Apple シリコンの Mac と Intel の Mac の両方で動きます。

お使いの macOS使うバージョン
macOS 26.3 以降(Tahoe)、macOS 27(Golden Gate)BetterDisplay 5(最新版)
macOS 13 Ventura(13.2 以降)〜 15 Sequoia、macOS 26.0〜26.2(Tahoe)BetterDisplay 4(公式サイトに v4.3.7 のダウンロードがあります)
macOS 12 Monterey(12.4 以降)BetterDisplay 2.3.9

お使いの macOS は、画面左上の Apple マーク →「この Mac について」で確認できます。macOS 26.0〜26.2 の方は、macOS を 26.3 以降へアップデートすると v5 を使えます。アップデートできない場合は v4 を使えます。

3-2. ダウンロードとインストールの手順

  1. ブラウザ(Safari など)で公式サイト https://betterdisplay.pro/ を開きます。
  2. 「Download」ボタンを押します。「BetterDisplay-vX.X.X.dmg」のようなファイルがダウンロードされます。
  3. ダウンロードしたファイル(.dmg)をダブルクリックして開きます。
  4. 開いたウインドウの中の BetterDisplay のアイコンを、「Applications(アプリケーション)」フォルダへドラッグ(引きずって移動)します。これでインストール完了です。
  5. 「アプリケーション」フォルダの中の BetterDisplay をダブルクリックして起動します。初回は「開いてもよいですか?」と聞かれるので「開く」を押します。
💡 アプリは日本語で表示されます BetterDisplay 5 は日本語を含む 39 の言語・地域に対応しています。Mac の言語が日本語なら、メニューも設定画面も自動的に日本語になります。
🧑‍💻 補足:コマンドが得意な人向け Homebrew(Mac のアプリ管理ツール)を使っている場合は、ターミナルに brew install --cask betterdisplay と貼り付けても同じものをインストールできます。よく分からなければ、上の手順どおりで大丈夫です。
🔁 v4 を使っている方のアップデート v4 を使っている場合は、アプリ内のアップデート機能から v5 に更新できます。更新する前に、第5章「v4 のライセンスで v5 は使える?」で、お持ちのライセンスが v5 に対応しているか確かめてください。

3-3. 起動するとどうなる?

起動しても、大きなウインドウはすぐには出ません。メニューバー(画面上端の帯)にアイコンが 1 つ増えます。これが BetterDisplay の本体です。以後、操作はこのアイコンから始めます。

💡 Mac にログインしたら自動で起動させたい 設定画面(開き方は第6章)の アプリケーション に、ログイン時に自動起動するオプションがあります。毎日使うならオンがおすすめです。

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第4章 初回起動と「許可」の設定

Mac は安全のため、アプリが特別なことをするときに「許可しますか?」と聞いてきます。BetterDisplay も機能によっては許可が必要ですが、ぜんぶ最初に許可する必要はありません。必要になったときに、アプリが案内してくれます。

許可の名前いつ必要?やること
アクセシビリティ キーボードの明るさキー・音量キー(F1 F2 など)で外付けモニターを操作したいとき 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「アクセシビリティ」で BetterDisplay をオンにする(macOS 27 では、この項目の名前が「デバイス制御とデータアクセス」(Device Control and Data Access)に変わっています)。アプリが案内を出したら、それに従えば OK。オンにしたあと、BetterDisplay をいったん終了して起動し直すと確実に反映されます。
画面収録 ピクチャインピクチャ(小窓表示)やストリーミング機能を使うとき(選んだウインドウの配信では、macOS の共有画面の案内に従ってください) 使おうとすると案内が出るので、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」で BetterDisplay をオンにする。
システムオーディオ録音のみ ソフトウェアオーディオ(7-13)で音量を調整するとき Mac の音声を BetterDisplay が受け取って音量を変えるために必要です。案内に従って「プライバシーとセキュリティ」で許可します。
管理者パスワード HiDPI 化(第7章-1)など、システムの表示設定を書き換えるとき Mac にログインするときのパスワードを入力する。
⚠️ 許可は「使う機能の分だけ」で OK キーボードのキーで操作しないなら、アクセシビリティの許可は不要です。小窓表示を使わないなら画面収録の許可も不要です。あとから必要になったときに許可すれば、いつでも使えるようになります。

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第5章 無料版・お試し期間・Pro 版の買い方

5-1. しくみをかんたんに

⚠️ 仕事で使う場合 無料版をそのまま使い続けられるのは、仕事以外(個人)の利用です。公式ガイドによると、仕事で使う場合は、お試し期間のあとはライセンスが必要です。

5-2. 料金

$21.99(19.99 ユーロ) ✅ 買い切り

月払い・年払いのサブスクリプションではありません。買ったライセンスはずっと使えます。購入には少なくとも 1 年分のアップデートが含まれ、その期間に出たメジャーアップデート(v5 → v6 のような大きな更新)も含まれます。円での支払額は為替と税によって変わるので、支払い画面に出る合計額を確かめてください。

5-3. 買い方とライセンスキーの入力

  1. メニューバーの BetterDisplay アイコンをクリックし、歯車マーク(設定)から設定画面を開き、左側のサイドバーで Pro を選びます。
  2. 「BetterDisplay Pro を購入」(Buy BetterDisplay Pro)のボタンを押します(公式サイト betterdisplay.pro から買うこともできます)。アプリ内ではクレジットカード・デビットカード・PayPal が使えます。公式サイトでは Apple Pay(Safari の場合)なども使えます。決済は Paddle(パドル)という決済代行会社が行います。
  3. 購入すると、Paddle からのメールで「ライセンスコード」(英数字の長い番号)が届きます。このメールは大切に保管してください。
  4. 設定画面の Pro に戻り、「ライセンスをお持ちですか?」(Already Have a License?)を押します。購入時のメールアドレスとライセンスコードを入力して、「アクティベート」(Activate)を押します。
  5. 「Pro ライセンスはアクティベートされました」(Pro License Activated)と表示されたら完了です。支払い画面を閉じただけでは有効になっていないので、この表示を必ず確かめてください。🎉

5-4. v4 のライセンスで v5 は使える? v5 新機能

答えは「Pro ライセンスを買った日」で決まります。

Pro を買った日v5 で Pro 機能を使えるか
2025年1月1日以降✅ 使えます(無料でアップグレード)。
2024年12月31日以前v5 には古いライセンス扱いです。v5 で新しくアクティベートするには、現在のライセンスを買い直す必要があります。割引のアップグレード版はありません。v4 は、そのまま使い続けられます。
Pro を買っていない(無料版)仕事以外の利用なら、v5 の無料機能を引き続き使えます。
⚠️ 古いライセンスで「無効化」を押さない 2024年以前のライセンスで、v4 からアプリ内のアップデート機能で v5 にした場合、Pro はそのまま有効ですが「古いライセンス」(Outdated License)という注意が表示されます。この表示を消すためにライセンスを無効化してはいけません。一度無効化すると、古いライセンスでは v5 をもう一度アクティベートできなくなります。新しい Mac への入れ直しや新規インストールも、古いライセンスではアクティベートできません。
💡 Mac を買い替えたら? まず、お持ちのライセンスが使いたいバージョンに対応しているか確かめます(上の表)。次に、古い Mac の設定画面の Pro で「ライセンスを無効化」(Deactivate License)してから、新しい Mac で同じメールアドレスとライセンスコードを入力します。古い Mac が手元にないときや、アクティベートできる台数の上限に達したときは、新しい Mac のアクティベート画面で、いちばん古いアクティベートを外してからやり直せます。

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第6章 基本操作:メニューバーを使ってみよう

いよいよ操作です。むずかしいことは何もありません。入り口はメニューバーのアイコンただ 1 つです。

6-1. アイコンをクリックすると出てくるもの

メニューバーの BetterDisplay アイコンをクリックすると、メニュー(公式ガイドでは「アプリメニュー」と呼びます)が開きます。中身はだいたいこんな構成です。

🔧 「設定画面」の開き方(このマニュアルで何度も出てきます) メニューバーのアイコンをクリックし、メニューの下のほうにある歯車マークを押します。歯車が見当たらない場合は、メニュー内の「設定…」という項目を探してください。どちらでも同じ画面が開きます。
💡 右クリックでよく使う操作へ v5 新機能 v5 では、メニューバーのアイコンを右クリック(または control キーを押しながらクリック)すると、全ディスプレイの接続、ディスプレイの再検出、コンソールの表示、アプリの終了などのよく使う操作を呼び出せます。
💡 まずはこれだけ試してみよう アイコンをクリック →外付けモニターの名前の下にある輝度スライダーを動かす。モニター本体の明るさが変われば、DDC(モニターのリモコン機能)がちゃんと動いています。変わらないときは第9章の Q&A へ。

6-2. キーボードの明るさ・音量キーで操作する 無料

アクセシビリティの許可(第4章)を与えると、Mac のキーボードの明るさキー・音量キーで、外付けモニターも操作できるようになります。押したときに Mac 純正そっくりの表示(OSD)が出るので、見た目も違和感ありません。OSD の見た目は、設定画面の キーボード → OSD で変えられます。v5.1 からは、目盛りが区切られた丸みのある OSD が加わり、macOS 27.2 では最初からこちらが使われます。

6-3. メニューの見た目は自分好みにできる

「メニューに項目が多すぎる」「もっとシンプルがいい」と感じたら、設定画面の メニュー で、表示する項目・スライダーの種類を自由に減らしたり増やしたりできます(第8章)。v5 では、同じ場所でメニューの表示形式を、コントロールセンターのような縦長のサイドバー型(Sidebar)に変えることもできます。

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第7章 機能べつ完全ガイド

ここからは、BetterDisplay の全機能をひとつずつマスターしていきます。興味のある機能だけ拾い読みしても OK です。

7-1. 文字をなめらかに+大きさを無段階調整(フレキシブルスケーリング)Pro

こんな人におすすめ:外付けモニターの文字がにじむ・ギザギザして読みにくい。Mac 本体の画面みたいにきれいにしたい。

「フレキシブルスケーリング」(Flexible Scaling)という Pro 機能をオンにすると、モニターを高精細モード(HiDPI)にして、文字の大きさもスライダーで無段階に調整できるようになります。

  1. 設定画面を開きます(メニューバーのアイコン → 歯車マーク)。
  2. サイドバーの ディスプレイ(Displays)で、対象のモニターを選びます。
  3. 「システム構成とフレキシブルスケーリング」(System Configuration and Flexible Scaling)の欄を開きます。
  4. 「このディスプレイモデルのシステム構成を編集」(Edit the system configuration of this display model)をオンにします。同じメーカー・同じ型番のモニターすべてに効きます。
  5. 「フレキシブルスケーリングを有効にする」(Enable flexible scaling)をオンにします。
  6. サイドバーに出る案内の「適用」(Apply)を押し、Mac の管理者パスワードを入力します。
  7. 案内に従って、Mac を再起動するか、Apple シリコンの Mac で表示される「アクティベート」(Activate)を押します。アクティベートでは、画面が一瞬まっ暗になってから切り替わります。
  8. そのあと、メニューバーのアイコン → そのモニターの解像度スライダーを動かすと、文字の大きさをなめらかに変えられます。お好みの位置に合わせて完成です。✨
⚠️ 元に戻すこともできます この機能はシステムの表示設定を書き換えます。やめたくなったら、同じ場所でオフにして再度「適用」→再起動(またはアクティベート)すれば元どおりになります。スライダーで動かせる範囲は「フレキシブルスケーリングの解像度範囲をカスタマイズ」で変えられます。設定をまとめて元に戻す方法は第9章にもあります。

7-2. 外付けモニターの明るさ・音量・入力切替(DDC 制御)無料

こんな人におすすめ:モニター裏のボタンでの明るさ調整にうんざりしている。

DDC は「モニターのリモコン」。BetterDisplay は接続時にモニターの対応状況を自動で調べて、使える機能をメニューに出してくれます。ふだんの操作は 3 通りです。

明るさ・音量のほかに、対応モニターなら入力ソース(HDMI1 → HDMI2 の切り替えなど)、コントラスト、色ごとの強さ、電源操作、ミュート(消音)もメニューから行えます。2 台の Mac で 1 台のモニターを共有している人は、入力切替をショートカットキーにしておくと、簡易 KVM(切替器)のように使えて便利です。DisplayLink(USB でモニターをつなぐ方式)のアダプタ経由でも DDC を使えます。

💡 「複合輝度」ってなに? スライダー 1 本で、モニター本体の明るさ(ハードウェア)と描画の暗さ(ソフトウェアディミング)をつなげて操作するしくみです。本体の明るさを最小にしてもまだ暗くしたいとき、スライダーをさらに下げるだけで自動的にソフト側の減光に切り替わります。夜の作業に便利です。
⚠️ モニター側の設定が必要なことがあります 一部のモニターは、本体のメニュー(OSD)で「DDC/CI」という項目が最初からオフになっています。スライダーを動かしても反応しない場合は、モニター本体のボタンで設定メニューを開き、「DDC/CI」をオンにしてください。

7-3. 画面をもっと明るく(XDR/HDR 輝度アップスケーリング)Pro

こんな人におすすめ:MacBook Pro を屋外や明るい場所で使うと画面が暗く感じる。

XDR 対応の画面(近年の MacBook Pro など)は、本当は最大 1600 ニト級のまぶしい明るさを持っていますが、ふだん macOS はそれをフルに使わせてくれません。この機能は、その隠れた明るさを普段づかいに開放します。

  1. メニューバーのアイコン → 対象ディスプレイを開き、その他のオプションの中にある「輝度アップスケーリング」(Brightness Upscaling)をオンにします(この機能は安全のため最初はオフになっています)。
  2. あとはふつうに明るさを上げるだけ。今までの「最大」を超えて、さらに上まで明るくできるようになります。
  3. やめるときは、同じ「輝度アップスケーリング」をオフにします。

外付けの HDR モニターで使うときは、先にメニューの「HDR モードを有効にする」(Enable HDR Mode)か、macOS のディスプレイ設定で HDR をオンにします。明るくする方式は、設定画面の ディスプレイ → 対象モニター →「画像調整」(Image Adjustments)で選べます。Apple シリコンの Mac では「カラーテーブル制御」の方式、Intel の Mac では別の方式(Metal など)を使います。まずは標準のままで使い、うまくいかなければ変えてみる、で十分です。

⚠️ 明るさアップの注意 最大の明るさで使い続けると、バッテリーの減りが早くなり、本体も熱くなりやすくなります。必要な場面だけ使うのがおすすめです。

7-4. 解像度・リフレッシュレート・画面の回転 無料

こんな人におすすめ:「作業スペースを広くしたい」「動きをなめらかにしたい」「モニターを縦置きで使いたい」。

💡 自分だけの解像度・レートも作れる 一覧にない解像度は、設定画面の ディスプレイ → 対象モニターの「カスタム解像度を追加」(Add Custom Resolution)で自作できます(上級者向け)。

7-5. 仮想スクリーン(架空のモニター)を作る 無料〜Pro

こんな人におすすめ:画面共有・配信で「もう 1 枚画面」がほしい。画面の一部が壊れたモニターを使い続けたい。ヘッドレス(画面なし)Mac を遠隔操作したい。

  1. メニューバーのアイコン → ツール → ディスプレイと仮想スクリーンの項目から「新規仮想スクリーンを作成」を選びます(設定画面の ディスプレイ → 概要からも作れます)。
  2. 用意されたひな形(サイズのプリセット)から選びます。ここまでは無料です。自分で細かくサイズを決める設定や、実在のモニターに関連付けて「同じ縦横比」にする設定は Pro です。
  3. 作成すると、Mac は本物のモニターが 1 枚増えたと認識します。メニューには仮想スクリーンの「接続 / 切断」も表示され、使わないときはオフにしておけます。

組み合わせが本領です:仮想スクリーンの内容をピクチャインピクチャ(7-6)やフルスクリーンストリーミングで実画面に映すと、「壊れた画面の映る部分だけに全体を表示する」「テレプロンプター用に左右反転表示する」「Sidecar(iPad をサブ画面にする機能)を縦向きで使う」といった応用ができます(これらの映し出しは Pro)。HDR 対応や高いリフレッシュレートの仮想スクリーンも Pro です。

7-6. ピクチャインピクチャ・ウインドウの配信 Pro

こんな人におすすめ:2 枚目のモニターの様子を、メイン画面の隅で小さく見張りたい。プレゼン中に、特定のウインドウだけを別の画面に映したい。

画面まるごとの小窓表示(ピクチャインピクチャ)

どのディスプレイ(仮想スクリーンも可)の内容でも、大きさを変えられる浮かぶ小窓として表示できます。メニューバーのアイコン → 対象ディスプレイの「ピクチャインピクチャ」(Picture in Picture)を開き、「ピクチャインピクチャウインドウを有効にする」をオンにします。初回は画面収録の許可を求められるので許可してください(第4章)。小窓の上で右クリックすると、拡大・縮小・切り抜き(クロップ)・回転・色フィルターなどの操作が出てきます。

選んだウインドウだけを映す v5 新機能

  1. メニューバーのアイコン → ツール →「選択したコンテンツを配信」(Stream Selected Content)を開きます。
  2. 「ソースを選択…」(Source Selection…)を押すと、macOS の選択画面が出ます。映したいウインドウ(複数でも可)を選んで決定すると、配信が始まります。
  3. 止めたり再開したりするときは「配信を有効にする」(Enable Stream)を切り替えます。一時停止もできます。

配信ごとに、1 秒あたりの描画回数(フレームレート)の上限を決められます。上限を下げると、Mac の負担を軽くできます。

フルスクリーンストリーミング

小窓ではなく、あるディスプレイ(仮想スクリーン含む)の内容を別のディスプレイの全画面に映す機能です。対象ディスプレイのメニューにある「ディスプレイを配信」(Stream Display。仮想スクリーンでは Stream Virtual Screen)で映す先を選びます。全画面で映すには、配信を止めた状態で「フルスクリーンウインドウモード」(Full Screen Window Mode)をオンにします。

7-7. 色・画質の調整(カラープロファイル・色温度・フィルター)

こんな人におすすめ:画面が青白すぎる / 黄色すぎる。写真編集で色を合わせたい。夜に目が疲れる。

⚠️ カスタムのカラープロファイルを選んだとき v5.0.6 から、自作などのカスタムカラープロファイルを選ぶと、カラーテーブルを使う調整が自動でオフになります。macOS の不具合で画面がまっ暗になるのを防ぐための安全策です。

7-8. モニターの接続 / 切断・ミラーリング Pro

こんな人におすすめ:「今はこのモニター使わないけど、ケーブルを抜き差しするのは面倒」。

7-9. 複数モニターの同期・グループ 無料〜Pro

こんな人におすすめ:モニターが 2 枚以上あり、「明るさをいちいち別々に変えるのが面倒」。

1 台の明るさを変えたら、他のモニターも一緒に変わる——それが同期です。基本の明るさ同期は無料で使えます。Pro ではさらに、好きなモニター同士のグループを作り、明るさ・色・解像度までまとめて操作したり、明るさの感じ方(ニト値)をそろえた高度な同期もできます。v5 の設定画面では、グループは専用の グループ(Groups)にまとまっています。

7-10. キーボードショートカットを自分で決める

こんな人におすすめ:マウスを使わず、キーひとつで明るさ・入力切替・お気に入り設定を呼び出したい。

  1. 設定画面の キーボード を開き、「キーボードショートカット…」(Keyboard Shortcuts…)を押します。
  2. 基本のショートカット(明るさ・音量など)はそのまま使えます 無料。さらに細かい機能(入力切替・アップスケーリング切替・PIP 開始 / 停止など)に自由にキーを割り当てるのは Pro です Pro。
  3. 割り当てたい機能の行にある「記録」(Record)を押し、使いたいキーの組み合わせを実際に押します。command などの修飾キーを含まない、ふつうのキー 1 つだけは登録できません。
⚠️ 警告が出たときは ほかのアプリのメニューや macOS がすでに使っているキーの組み合わせを押すと、警告が表示されます。ぶつかると思ったとおりに動かないので、別の組み合わせにしてください。

7-11. テレビ・AV アンプとの連携(HDMI-CEC・ネットワーク) 無料

HDMI-CEC でテレビを操作 v5 新機能

HDMI でつないだテレビやモニターの音量・HDMI 入力の切り替え・電源(スタンバイと復帰)を、Mac から操作できます。無料で使えます。

ネットワーク経由でスマートテレビ・AV アンプを操作

LG(webOS)、Samsung(Tizen)、フィリップス(Android TV)のスマートテレビ、ヤマハの AV アンプは、ネットワーク経由で BetterDisplay から明るさ・音量などを操作できます。テレビと Mac を同じネットワーク(同じ Wi-Fi など)につないだ状態で、設定画面の ディスプレイ → 対象モニター →「デバイスコントロール」→「コントローラを追加または削除…」(Add or Remove Controllers…)から画面の案内に従って登録すると、ふつうのモニターと同じようにメニューから操作できるようになります。

7-12. そのほかの上級機能(知っておくだけで OK)

7-13. ソフトウェアオーディオ(音量を変えられない画面の音量調整)無料〜Pro v5 新機能

こんな人におすすめ:モニターやテレビのスピーカーから音を出しているが、DDC やネットワークでは音量を変えられず、Mac の音量キーが効かない。

v5.2 で加わった試験的な機能です。モニター本体に命令を送るのではなく、Mac の中で音そのものを小さく・大きくすることで、音量を調整します。

  1. 設定画面 → ディスプレイ → 対象のモニター →「デバイスコントロール」(Device Control)を開きます。
  2. 「コントローラを追加または削除…」(Add or Remove Controllers…)を押し、「ソフトウェアオーディオ」(Software Audio)の「追加」(Add)を押します。
  3. 追加したソフトウェアオーディオの設定(Audio Device Configuration…)を開き、音を出している機器(モニターのスピーカーなど)を選びます。
  4. 「オーディオアクセスを有効にする」(Enable Audio Access)を押し、「システムオーディオ録音のみ」の許可を求められたら許可します(第4章)。
  5. これで、そのモニターの音量スライダーや音量キーで音量を変えられるようになります。

7-14. コンソールと自動処理 無料 v5 新機能

こんな人におすすめ:コマンドで細かく操作したい。モニターをつないだときに、決まった処理を自動で走らせたい。

🧑‍💻 自動処理は上級者向け シェルスクリプトは、ターミナルで動く命令を並べたファイルです。内容が分からないスクリプトは登録しないでください。「コントロール連携」は、先に「コントローラを追加または削除…」から追加しておく必要があります。

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第8章 設定画面の歩き方

設定画面は、メニューバーのアイコン → 歯車マークで開きます。v5 では、左側のサイドバーに 7 つの項目が並びます。「どこに何があるか」だけ頭に入れておけば、迷子になりません。

項目(英語表記)何をするところ?
ディスプレイ(Displays) いちばんよく使う項目。つながっている画面(仮想スクリーン含む)の一覧(概要)と、1 台ごとの詳細設定。HiDPI 化、画像調整と輝度アップスケーリング、カスタム解像度、デバイスコントロール(DDC・HDMI-CEC・ソフトウェアオーディオ・自動処理)、保護、システム構成の編集はここ。
グループ(Groups) 複数のモニターをまとめて操作するグループと、同期の設定(第7章-9)。
アプリケーション(Application) アプリ全体の設定。ログイン時の自動起動、「詳細設定とプライバシー…」(設定の書き出し / 読み込み / リセットなど)。
メニュー(Menu) メニューバーに出す項目のカスタマイズ。スライダーの種類、表示する機能など。
キーボード(Keyboard) キーボードショートカットの確認と割り当て(第7章-10)、OSD の見た目。
Pro ライセンスの購入・入力・無効化、お試し期間の確認(第5章)。お試し中やライセンスに問題があるときは、ここに印が付きます。
情報(About) バージョンの確認とアップデート。新しいバージョンがあるときは、ここに印が付きます。
💡 公式ガイドへの近道 サイドバーの下には「ガイド」(Guide)ボタンがあり、押すと公式の説明書(英語)がブラウザで開きます。各設定の下にある「?」ボタンからも、その設定の説明に飛べます。ブラウザの翻訳機能を使えば日本語で読めます。

設定のバックアップ(書き出し / 読み込み)

こだわりの設定ができあがったら、アプリケーション →「詳細設定とプライバシー…」→「アプリ設定を管理」(Manage App Settings)の「書き出す…」(Export…)でファイルに保存しておきましょう。Mac の買い替えや設定リセットのあとに、同じ場所の読み込みで元どおりにできます。

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第9章 困ったときは(Q&A)

スライダーを動かしても、外付けモニターの明るさが変わりません

順番に確認しましょう。

  1. モニター本体の設定を確認:モニターのボタンで本体メニュー(OSD)を開き、「DDC/CI」がオフになっていたらオンにします。これが原因のことがいちばん多いです。
  2. 接続経路を確認:切替器(KVM)や一部のハブ・変換アダプタを経由すると、命令(DDC)が届かないことがあります。Mac とモニターを直接つないで試してください。
  3. キーボードのキーだけ効かない場合:「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「アクセシビリティ」(macOS 27 では「デバイス制御とデータアクセス」)で BetterDisplay を一度オフ → オン(または一覧から削除して再追加)し、アプリを再起動します。

それでもダメな場合、そのモニターがハードウェア制御に対応していない可能性があります。その場合も「ソフトウェアディミング」(画面の描画で暗くする方式・無料)で明るさ調整はできます。音量なら「ソフトウェアオーディオ」(7-13)が代わりになります。

いろいろ触ったら画面がおかしくなりました。元に戻したい!

あわてなくて大丈夫。壊れたわけではなく、設定が変わっただけです。軽い順に試してください。

  1. 個別に戻す:設定画面 → ディスプレイ → 対象モニターで、変えた設定をオフに戻します。
  2. セーフモードで起動:いったんアプリを終了し、Shift キーを押しながら BetterDisplay を起動します。「セーフモードが有効」(Safe Mode Activated)と出れば、仮想スクリーンの自動接続や、明るさなどの調整の復元をとばして起動しています。セーフモードは設定を消さないので、起動したあとで原因の設定をオフにしてください。
  3. アプリ設定をぜんぶリセット:設定画面 → アプリケーション →「詳細設定とプライバシー…」→「アプリ設定を管理」(Manage App Settings)で、先に「書き出す…」でバックアップしてから「リセット…」(Reset…)を押し、確認画面で「リセット」を押します。アプリが初期設定に戻って再起動します。
⚠️ macOS 側の表示設定は別のリセットです HiDPI 化などで macOS に書き込んだ表示設定は、アプリ設定のリセットでは消えません。こちらを戻すのは、設定画面 → ディスプレイ → 概要 →「ディスプレイの詳細設定…」→「すべてのディスプレイのシステム設定をリセット…」(Reset All Display System Settings…)です。押す前に、確認画面の文章を必ず読んでください。
v4 から v5 にアップデートしたら「古いライセンス」と出ました

2024年12月31日以前に買った Pro ライセンスで v5 に更新すると出る表示です。アプリ内のアップデートで更新した場合、Pro の機能はそのまま使えます。表示を消そうとしてライセンスを無効化しないでください。無効化すると、古いライセンスでは v5 をもう一度アクティベートできません。表示を消すには、現在のライセンスを購入します。v4 を使い続けることもできます(第5章 5-4)。

14 日のお試しが終わったら、何が使えなくなりますか?

Pro 限定の機能(HiDPI のフレキシブルスケーリング、輝度アップスケーリング、ピクチャインピクチャ、ウインドウの配信、接続 / 切断、3D LUT など)が使えなくなり、無料版の機能だけになります。明るさ・音量の DDC 操作、解像度メニュー、基本の仮想スクリーン、HDMI-CEC、テレビ連携、ソフトウェアオーディオの基本、コンソールなどはそのまま無料で使い続けられます(仕事以外の利用の場合)。詳しい対応表は付録へ。

アプリをやめたい(アンインストールしたい)ときは?
  1. HiDPI 化(第7章-1)などで「このディスプレイモデルのシステム構成を編集」を適用していた場合は、先に設定画面からオフにして「適用」→再起動し、元に戻しておくと安心です。
  2. アプリを終了します。メニューの ツール の中にある「BetterDisplay を終了」(Quit BetterDisplay)か、メニューバーのアイコンを右クリックして出る終了の項目を使います。
  3. 「アプリケーション」フォルダの BetterDisplay をごみ箱に入れます。

Pro を別の Mac で使う予定があるなら、削除前に設定画面の Pro で「ライセンスを無効化」しておきましょう。ただし、2024年以前に買ったライセンスで v5 を使っている場合は、無効化すると v5 で使い直せなくなります(第5章 5-4)。

アップデートはどうやるの?

新しいバージョンが出ると、アプリが知らせてくれます。設定画面のサイドバーの 情報(About)に印が付くので、案内に従ってアップデートをインストールするだけです。macOS 26.3 より古い Mac では v5 にはアップデートできないので、v4 を使い続けてください。

もっと詳しいトラブル対応や質問がしたい

公式の情報源(英語)があります。ブラウザの翻訳機能を使えば日本語で読めます。

以前の GitHub の Wiki は更新が止まり、公式ガイドへ案内されています。

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付録 無料版と Pro 版の機能くらべ・参考リンク

主な機能の対応表

機能無料版Pro 版
明るさ・音量・入力切替などの DDC 操作✅✅
キーボードの明るさ・音量キー対応、基本ショートカット✅✅
解像度・リフレッシュレート・回転・カラーモードの変更✅✅
ソフトウェアディミング(描画で暗くする)✅✅
仮想スクリーンの作成(プリセットから)✅✅
カスタム解像度の追加✅✅
HDMI-CEC でのテレビ操作 v5✅✅
テレビ(LG / Samsung / フィリップス)・ヤマハ AV アンプ連携、テレビの Night Shift 化✅✅
ソフトウェアオーディオの基本(音量・消音・低音 / 高音)v5✅✅
コンソール、接続・切断・スリープ時の自動処理 v5✅✅
カラープロファイル・XDR プリセットの切り替え、ディスプレイ名の変更✅✅
基本の明るさ同期✅✅
コマンドライン・ショートカットアプリ連携(Pro 機能の操作を除く)✅✅
HiDPI のフレキシブルスケーリング(文字なめらか+無段階調整)—✅
XDR / HDR 輝度アップスケーリング(明るさの上限解放)—✅
ピクチャインピクチャ・フルスクリーンストリーミング・ビデオフィルター—✅
選んだウインドウの配信・フレームレートの上限設定 v5—✅
モニターの接続 / 切断(ソフト的なオン・オフ)—✅
カスタム / HDR / 高リフレッシュレートの仮想スクリーン、縦横比の関連付け—✅
色温度などの詳しい画像調整(コントラストを除く)、SDR/HDR プロファイル自動切替—✅
シャープネスなどのフィルター・3D LUT v5—✅
ソフトウェアオーディオの細かい調整(イコライザーなど)v5—✅
高度なショートカット割り当て—✅
ディスプレイグループ・高度な同期・設定 / レイアウト保護—✅
ミラーリング構成・ミラー保護—✅
EDID オーバーライド(上級)—✅

※ 代表的な機能の抜粋です(2026年11月1日に公式ガイドと照合)。完全な一覧は公式の機能比較ページ(下記リンク)をご覧ください。

参考リンク(このマニュアルの出典)

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著者: 藤川忠彦(ふじかわ ただひろ) — 企業向けAI導入アドバイザー、神奈川県茅ヶ崎市。

重なる画面と輝度目盛でBetterDisplayの画面調整を表した表紙画像
FUJIKAWA LAB SPECIMEN 29 / 61