Gemini Prompt Slash
かんたんガイド

よく使う文章を「/」だけで呼び出せる、Gemini 専用の時短ツール

これは何?

Gemini Prompt Slash(ジェミニ・プロンプト・スラッシュ)は、Google の AI チャット「Gemini」(gemini.google.com)をもっと快適に使うための Chrome の追加機能です。

ひとことで言うと──

よく使う文章を保存しておいて、
/」を打つだけで一瞬で呼び出せる道具

Gemini に毎回同じような指示文(「英語に翻訳して」「小学生にもわかるように説明して」など)を打ち込んでいませんか? そういう「いつもの文章」をあらかじめ登録しておけば、もう二度と手で打ち直す必要がなくなります。

どう便利? 〜ビフォー・アフター〜

😩 いままで(毎回ぜんぶ手打ち)
次の文章を、専門用語を使わずに小学生にもわかるように、3つのポイントに整理して説明してください。文体はですます調で……

長い指示文を毎回打つのは大変。前に使った文章を探して、コピペするのも面倒……。

😄 これから(「/」を打つだけ)
/
📌 やさしく説明
📌 英語に翻訳
📌 文章の校正

入力欄で「/」を打つと、登録した文章の一覧がポンと出ます。
矢印キーか クリックで選ぶだけで、長い文章がまるごと入ります。

うれしいポイント 3つ

時間の節約 — 何十文字もの指示文が、キー1つと選択だけで入ります。

いつも同じ品質 — 練り上げた「うまくいく指示文」を毎回まったく同じ形で使えるので、Gemini の答えの質が安定します。

Windows と Mac で自動同期 — 同じ Google アカウントで Chrome を使っていれば、片方で登録した文章がもう片方にも自動で現れます。

インストールのしかた(Windows)

この拡張機能は Chrome ウェブストアには置いていない自作ツールなので、「フォルダを直接読み込む」方法でインストールします。難しそうに聞こえますが、やることは4つだけです。

準備:ファイルのダウンロード

下記からダウンロードして解凍し、適切なフォルダに移動してから使ってください。

📦 gemini-prompt-slash をダウンロード(Google ドライブ)

※ ダウンロードした ZIP ファイルを右クリック →「すべて展開」で解凍し、出てきた gemini-prompt-slash フォルダを、消してしまわない場所(例: ドキュメント フォルダの中)に移動してください。Chrome はこのフォルダを直接読みに行くので、インストール後に移動・削除すると動かなくなります。

  1. Chrome で拡張機能のページを開く
    Chrome の画面上部にあるアドレスバー(URL を入れる場所)に、次の文字をそのまま打ち込んで Enter を押します。
    chrome://extensions
  2. 「デベロッパーモード」を ON にする
    開いたページの右上に「デベロッパーモード」というスイッチがあります。クリックして ON(色つき)にしてください。
    ※「開発者向けの設定」という意味ですが、ONにしても危険なことは何も起きません。フォルダから拡張機能を入れるために必要なだけです。
  3. 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」を押す
    デベロッパーモードを ON にすると、ページの左上にこのボタンが現れます。クリックするとフォルダを選ぶ画面が開きます。
  4. この拡張機能のフォルダを選ぶ
    準備のときに移動した gemini-prompt-slash フォルダを選んで「フォルダーの選択」を押します。
✅ 成功のしるし 拡張機能の一覧に「Gemini Prompt Slash」というカードが表示されたら、インストール完了です!
⚠️ ひとつだけ注意 このフォルダは Chrome が直接読みに行く「本体」です。フォルダを移動したり削除したりすると拡張機能が動かなくなるので、この場所に置いたままにしてください。

まず、よく使う文章を登録しよう

  1. 設定画面を開く
    Chrome 右上のパズルピースのアイコン 🧩 をクリックし、一覧から「Gemini Prompt Slash」をクリックすると、設定画面が開きます。
  2. 「新しいプロンプトを追加」から登録する
    名前(一覧に表示される短い見出し。例:「やさしく説明」)と、本文(実際に入力欄へ入る文章)を入力して保存します。

登録の例

名前本文
やさしく説明次の内容を、専門用語を使わずに小学生にもわかるように説明してください。
英語に翻訳次の文章を自然な英語に翻訳してください。
文章の校正次の文章の誤字脱字と不自然な表現を直して、修正点を一覧にしてください。

※ 登録できる量には上限があります(1件あたり約 8KB、全体で約 100KB)。ふつうの文章なら何十件も入るので、まず気にしなくて大丈夫です。入力中に残りバイト数が画面に表示されます。

Gemini で使ってみよう

  1. Gemini を開く
    Chrome で gemini.google.com を開きます。
  2. 入力欄で「/」を打つ
    メッセージを入力する欄で、行のいちばん先頭(またはスペースの直後)で / を打つと、登録した文章の候補一覧が出ます。
  3. 選んで挿入する
    キーで選んで Enter、またはマウスでクリックすると、その文章が入力欄に入ります。

知っておくと便利

🔍 絞り込み — 「/」に続けて文字を打つと候補が絞り込まれます。例:「/やさ」→「やさしく説明」だけが残る。

✏️ 書きかけの文章は消えません — 「/」より前に打っていた文章はそのまま残り、続きに挿入されます。

🚪 やめたいときEsc キーで候補一覧を閉じられます。

Mac でも使いたいとき

  1. フォルダごと Mac にコピーする
    gemini-prompt-slash フォルダをまるごと Mac に持っていきます(USB メモリ・AirDrop など、方法はなんでも OK)。
  2. Mac の Chrome で同じ手順でインストールする
    上の「インストールのしかた」と同じく、chrome://extensions → デベロッパーモード ON → 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」→ コピーしたフォルダを選択。
✅ 登録した文章は自動で同期されます 次の2つの条件がそろっていれば、Windows で登録した文章が Mac にも自動で現れます(逆も同じ)。
① 両方の Chrome に同じ Google アカウントでログインしている
② Chrome の同期が ON になっている(設定 →「同期と Google サービス」で拡張機能を含む同期が有効)

困ったときは

こんなときこうする
候補が出ない・動かない アドレスバーに chrome://extensions と打って開き、「Gemini Prompt Slash」のカードにある再読み込みボタン(🔄 の更新アイコン)を押す。そのあと Gemini のページも再読み込み(F5)する。
「/」を打っても反応しない 「/」は行の先頭か、スペースの直後でだけ反応します(URL や「7/14」のような日付で誤作動しないための仕様です)。いったんスペースを入れてから「/」を打ってみてください。
それでも直らない Google 側で Gemini の画面のつくりが変わった可能性があります。Claude に「Gemini Prompt Slash が動かない」と伝えて相談してください。
入力欄から開くスラッシュ候補の一覧でGemini Prompt Slashを表した表紙画像
FUJIKAWA LAB SPECIMEN 24 / 24