付録

逆引きプロンプト集・トラブル対処・用語集

この付録は、最初から読む章ではなく「困ったときに引く辞書」です。作りたいものからプロンプトを探す第1部、症状から対処を探す第2部、分からない言葉を調べる第3部の三部構成です。ブラウザのブックマークに入れておくと便利です。

この章でできるようになること

第1部 逆引きプロンプト集(30本)

ここからは「作りたいもの別」のプロンプト集です。使い方は簡単です。プロンプト枠の右上のコピーボタンを押し、Claude Design の左側のチャット欄に貼り付けて送信するだけです。

claude.ai/design
左:チャット
ここにコピーしたプロンプトを貼り付けて送信
右:キャンバス
生成されたデザインが表示される
Export Share

図:プロンプトは左のチャット欄に貼り付けます。結果は右のキャンバスに表示されます。

1-1 スライド・提案書を作りたい

1. まず表紙だけ作って方向性を確認する

いきなり全ページを作らせず、表紙1枚で配色や雰囲気を確認してから先へ進む堅実な始め方です。

コピーして使うプロンプト
プレゼン資料の表紙を1枚だけ作ってください。
・タイトル:「〇〇のご提案」
・サブタイトル:「株式会社〇〇 御中」
・発表者名と日付(2026年〇月〇日)を下部に小さく
・雰囲気:業務用らしく堅めに、藍色系の配色で
まず表紙だけ見せてください。気に入ったら残りのページをお願いします。

2. 5枚構成の提案書を一気に作る

構成を番号付きで指定するのがコツです。ページごとの役割がはっきり伝わります。

コピーして使うプロンプト
「〇〇」をテーマにした5枚構成の提案書スライドを作ってください。
①表紙(タイトルと日付)
②現状の課題(3点を箇条書きで)
③提案内容(図解を入れて分かりやすく)
④導入の流れ(3ステップで)
⑤まとめと連絡先
雰囲気はモダンで信頼感のある感じ、配色は青系でお願いします。
文章は仮のもので構いません。あとで差し替えます。

3. 月次報告を3枚にまとめる

報告資料は「結論→中身→次の予定」の3枚が基本形です。

コピーして使うプロンプト
〇月の活動報告スライドを3枚で作ってください。
①今月のまとめ(結論を大きく1文で、その下に要点3つ)
②今月やったことの詳細(箇条書き+簡単な図)
③来月の予定(箇条書き3〜4項目)
雰囲気は落ち着いたグレー基調で、読みやすさを最優先にしてください。

4. 研修・勉強会の資料を作る

「誰向けか」を書くと、言葉の難しさをちょうどよく合わせてくれます。

コピーして使うプロンプト
「〇〇の基本」という社内研修用のスライドを作ってください。
・対象:この分野が初めての人
・構成:表紙/今日のゴール/基本の説明(2〜3枚)/
 よくある間違い/まとめ、の合計6〜7枚
・専門用語にはやさしい説明を添えてください
・文字は大きめ、1枚に詰め込みすぎないでください

5. 自己紹介スライドを作る

初対面の場や交流会で使える1枚ものです。写真はあとから差し替えられます。

コピーして使うプロンプト
自己紹介スライドを1枚作ってください。
・名前:〇〇
・肩書き・所属:〇〇
・好きなこと・得意なこと:3つを絵文字付きで
・ひとこと:「〇〇」
・顔写真を入れる丸い枠を左上に(写真はあとで差し替えます)
雰囲気は親しみやすく、明るい色でお願いします。

6. 数字・データ入りのスライドを作る

数字をそのまま貼り付ければ、見やすいグラフや表に整えてくれます。

コピーして使うプロンプト
次のデータを使って、報告用スライドを2枚作ってください。
①データをグラフで見せるページ(一番伝えたい数字を大きく強調)
②そこから言えることを3点にまとめるページ

データ:
・4月:120件
・5月:150件
・6月:210件
伝えたいこと:「6月に大きく伸びた」
配色は青系、業務資料らしい落ち着いた雰囲気で。

1-2 LP・Webページを作りたい

LP(ランディングページ=1枚ものの紹介・宣伝ページ)は Claude Design の得意分野です。構成を上から順に指定するのがコツです(第6章参照)。

7. 参加者・メンバー募集のページ

「何を・誰に・どう応募してもらうか」の3点を必ず入れます。

コピーして使うプロンプト
「〇〇メンバー募集」の1枚ページ(LP)を作ってください。
①目を引く見出し(「一緒に〇〇しませんか?」のような呼びかけ)
②活動内容の紹介(3つをカード形式で)
③こんな人におすすめ(箇条書き3つ)
④活動日時・場所
⑤申し込みボタン(「参加を申し込む」)
雰囲気は親しみやすく、緑系のやさしい配色でお願いします。

8. お店の紹介ページ

営業時間や場所などの「基本情報」を忘れずに渡すのがポイントです。

コピーして使うプロンプト
「〇〇(お店の名前)」の紹介ページを作ってください。
①お店の名前とキャッチコピーを大きく(写真の枠も置いてください)
②お店のこだわり(3つをアイコン付きで)
③おすすめメニュー(3品:名前・値段・ひとこと説明)
④基本情報(住所・営業時間・定休日・電話番号)の表
⑤「ご予約はこちら」のボタン
雰囲気は温かみのある感じ、茶色とクリーム色を基調にしてください。

9. イベント告知ページ

日時・場所・参加方法が一目で分かることを最優先にします。

コピーして使うプロンプト
イベント「〇〇」の告知ページを作ってください。
①イベント名と日付を最上部に大きく
②イベントの見どころ(3つ)
③タイムスケジュールの表(10:00 開場、のような形式)
④会場へのアクセス(住所と最寄り駅)
⑤参加費と申し込みボタン
締め切り(〇月〇日まで)を目立つ色で入れてください。
雰囲気はわくわくする感じ、オレンジ系の明るい配色で。

10. 商品・サービス紹介ページ

「悩み→解決→特徴→行動」の流れは、紹介ページの王道の型です。

コピーして使うプロンプト
「〇〇(商品・サービス名)」の紹介ページを作ってください。
①キャッチコピーと商品イメージ(写真枠)を最上部に
②「こんなお悩みありませんか?」(3つ)
③この商品で解決できること(悩みと対応させて3つ)
④特徴・仕様の表
⑤料金
⑥「詳しく見る」ボタン
雰囲気は清潔感のある白基調、差し色に青を使ってください。

11. 個人のプロフィールページ

名刺代わりに共有できる、自分専用の1枚ページです。

コピーして使うプロンプト
私の個人プロフィールページを作ってください。
①名前と肩書き、丸い顔写真の枠を中央に
②自己紹介文(3〜4行。仮の文章で構いません)
③これまでの活動・経歴(年表形式で3〜5件)
④趣味・関心ごと(タグのような小さなラベルで並べる)
⑤連絡先の欄
雰囲気は落ち着いた上品な感じ、白と紺を基調にしてください。

12. お知らせ・案内ページ

移転・変更・休業などの「お知らせ」は、結論を最初に大きく出します。

コピーして使うプロンプト
「〇〇のお知らせ」ページを作ってください。
①お知らせのタイトルを大きく(例:「〇月〇日より〇〇が変わります」)
②何がどう変わるのか、変更前と変更後を並べた表
③いつから変わるのか(日付を目立たせる)
④問い合わせ先
雰囲気は誠実で読みやすく、余白を多めにしてください。

1-3 カード・ポスター類を作りたい

13. 名刺風カード

印刷用の正確なサイズ調整は苦手なので、デザイン案として作り、仕上げは印刷サービス側で整えるのが現実的です。

コピーして使うプロンプト
名刺のデザイン案を作ってください。横長のカード型で。
・名前:〇〇(ふりがな付き)
・肩書き:〇〇
・連絡先:メールアドレスと電話番号
・裏面案も1つ(ワンポイントの模様やロゴ位置の案)
雰囲気はシンプルで上品に。白地に1色だけ差し色を使ってください。
同じ内容で雰囲気違いの案を2つ並べて見せてください。

14. ポスター

ポスターは「遠くから読める」ことが命です。情報を絞るよう指示します。

コピーして使うプロンプト
「〇〇」の縦長ポスターを作ってください。
・一番伝えたいこと:「〇〇」(これを最も大きく)
・日時と場所(2番目に大きく)
・その他の情報は最小限に、下部に小さく
遠くからでも読めるよう、文字は大きく、情報は詰め込まないでください。
雰囲気は目を引く大胆な感じ、赤と黒を基調に。

15. メニュー表

品名と値段の一覧を貼り付ければ、整ったメニュー表になります。

コピーして使うプロンプト
お店のメニュー表を1枚で作ってください。
・店名:〇〇
・カテゴリ分け:「お食事」「お飲み物」「デザート」
・各カテゴリに品名と値段を並べる(点線で品名と値段をつなぐ形式)

メニュー:
(ここに「品名 値段」を1行ずつ貼り付けてください)

雰囲気は温かみのある手書き風、クリーム色の背景でお願いします。

16. 招待状

招待状は雰囲気が第一です。「どんな会か」を形容詞で具体的に伝えます。

コピーして使うプロンプト
「〇〇の会」の招待状を作ってください。カード1枚の形式で。
・冒頭に招待の挨拶文(2〜3行。丁寧な文面で)
・日時・場所・会費を中央に整理して
・出欠のご連絡方法を下部に
・飾り枠や小さな飾り模様を入れて特別感を出してください
雰囲気は華やかで上品に、金色と白を基調にしてください。

17. バナー風の横長画像

ブログやお知らせの先頭に置く横長の帯画像も、同じ要領で作れます。

コピーして使うプロンプト
横長のバナー(帯状の告知画像)を作ってください。
・文言:「〇〇」(これだけを大きく中央に)
・右端に小さく日付:「〇月〇日まで」
・横長で高さは低め、Webページの上部に置く想定です
雰囲気は目を引く鮮やかなグラデーションで、文字は白抜きにしてください。

1-4 データを図表にしたい

数字の羅列をそのまま貼り付けるだけで、見やすいグラフに変換できます。XLSX(Excel ファイル)や CSV を参考資料としてアップロードして渡すこともできます。

18. 表のデータを棒グラフに

「何を比べたいか」を一言添えると、強調の付け方が的確になります。

コピーして使うプロンプト
次のデータを棒グラフにしてください。
・タイトル:「〇〇の比較」
・一番大きい項目だけ色を変えて強調してください
・各棒の上に数値を表示してください

データ:
項目A:34
項目B:58
項目C:21
項目D:47

19. 推移を折れ線グラフに

時間の流れ(月ごと・年ごと)の変化は折れ線が向いています。

コピーして使うプロンプト
次のデータを折れ線グラフにしてください。
・タイトル:「〇〇の推移」
・上がった・下がったの傾向が一目で分かるように
・最新の値には印を付けて数値を添えてください

データ:
1月:100
2月:120
3月:115
4月:140
5月:170
6月:210

20. 2つのものを比べる比較表

比較表は「行に比べる観点、列に比べる対象」を指定します。

コピーして使うプロンプト
「〇〇」と「△△」の比較表を作ってください。
・列:〇〇/△△ の2列(+左端に観点の列)
・行の観点:値段、使いやすさ、サポート、向いている人
・それぞれの欄は短い言葉で(長文にしない)
・おすすめの方の列にうっすら色を付けて分かりやすく
中身は仮の文章で構いません。あとで私が直します。

21. ダッシュボード風の1枚まとめ

複数の数字を1画面で見渡せる「ダッシュボード」(計器盤のような一覧画面)風のまとめです。

コピーして使うプロンプト
次の数字をダッシュボード風の1枚にまとめてください。
・上段:大事な数字3つを大きなカードで(数字を大きく、説明は小さく)
・下段:月ごとの推移グラフを1つ
・タイトル:「〇〇 月次サマリー」

数字:
・今月の合計:〇〇
・先月からの増減:+〇〇
・累計:〇〇
推移データ:(ここに月ごとの数字を貼り付け)
雰囲気は業務用らしくすっきりと、白基調でお願いします。

1-5 アプリ画面の模型(モックアップ)を作りたい

「こんなアプリがあったら」を絵にして見せられるのがモックアップ(実物そっくりの模型)です。実際に動くアプリを作る前の相談材料として便利です。

22. スマホアプリの画面

スマホの枠に入れて見せると、完成イメージが伝わりやすくなります。

コピーして使うプロンプト
「〇〇」というスマホアプリのホーム画面の模型を作ってください。
・スマホの画面枠の中に表示してください
・上部:アプリ名と検索欄
・中央:今日の〇〇を大きなカードで表示
・下部:よく使う機能のボタンを4つ横並びに
・最下部:ホーム/履歴/設定 の切り替えメニュー
雰囲気は親しみやすく、丸みのあるデザインでお願いします。

23. 管理画面(パソコン向け)

「左にメニュー、右に中身」がパソコン向け管理画面の定番の型です。

コピーして使うプロンプト
「〇〇」を管理するためのパソコン向け管理画面の模型を作ってください。
・左側:縦のメニュー(ホーム/一覧/登録/設定)
・右側の上段:件数などの数字カードを3つ
・右側の下段:最近の項目の一覧表(5行ほど、仮のデータで)
雰囲気は業務システムらしく、白とグレー基調、差し色は青で。

24. 入力フォーム

「どんな項目を、どんな順で入力してもらうか」を並べるだけで形になります。

コピーして使うプロンプト
「〇〇申し込みフォーム」の画面模型を作ってください。
入力項目(上から順に):
・お名前(必須)
・メールアドレス(必須)
・電話番号(任意)
・希望日(カレンダーから選ぶ形式)
・ご要望(自由記入の大きな欄)
・最後に「送信する」ボタン
必須の項目には赤い「必須」ラベルを付けてください。
入力欄は大きめで、スマホでも押しやすいデザインにしてください。

25. 一覧画面

たくさんのデータを見せる画面は、検索と並べ替えの場所も指定します。

コピーして使うプロンプト
「〇〇の一覧」画面の模型を作ってください。
・上部:検索欄と絞り込みボタン
・中央:一覧表(列:名前/状態/更新日/操作ボタン)
・仮のデータを8行ほど入れてください
・「状態」の列は色付きラベルで(例:対応中=黄色、完了=緑)
・下部:ページ切り替え(1 2 3 …)
雰囲気はすっきりと見やすく、行ごとに薄い縞模様を付けてください。

1-6 修正指示の定型文

生成のあとに使う「直し」の定型文です。左のチャットに送るほか、直したい要素をクリックして Comment(コメント)から送るとピンポイントで伝わります(第3章参照)。

26. 色だけ変える(配置はそのまま)

「他は変えないで」を添えるのが最大のコツです。これがないと配置まで変わることがあります。

コピーして使うプロンプト
配色だけを変えてください。今の青系をやめて、緑系にしてください。
レイアウト・文章・文字の大きさは一切変えないでください。

27. 雰囲気を総入れ替えする

中身(文章・構成)は残して、見た目の方向性だけをがらっと変えます。

コピーして使うプロンプト
文章と構成はそのままで、デザインの雰囲気を全面的に変えてください。
今の「〇〇な感じ」をやめて、「高級感のある落ち着いた雰囲気」に。
・配色:黒・白・金の3色に
・フォント:細めの上品なものに
・飾りは減らしてシンプルに

28. 文字を大きくする

「どこを・どのくらい」を伝えると一度で決まります。

コピーして使うプロンプト
文字が小さくて読みにくいので、大きくしてください。
・見出し:今の1.5倍くらいに
・本文:一回り大きく
・大きくした結果、はみ出す場合は文章を短く整えて構いません

29. 余白を広くする

「詰まって見える」ときは、要素を削るより余白を増やすと解決することが多いです。

コピーして使うプロンプト
全体が窮屈に見えるので、余白をたっぷり取ってください。
・要素と要素の間隔を今の1.5倍くらいに
・ページの上下左右の余白も広めに
・内容は削らず、ゆったり見えるようにしてください

30. 1ページだけ変更する(他ページは触らない)

複数ページの資料では「どのページか」と「他は触らない」を必ず明示します。

コピーして使うプロンプト
3ページ目だけを修正してください。他のページは一切変えないでください。
修正内容:
・見出しを「〇〇」に変更
・箇条書きを3つから4つに増やし、4つ目は「〇〇」
・下部の図はそのまま残す
定型文はそのまま使わなくても大丈夫

この5本は「他は変えないで」「どこを・どのくらい」のような、修正指示の型を覚えるための見本でもあります。型さえ押さえれば、自分の言葉で自由に書いて構いません。詳しくは第4章(伝わる指示の書き方)をご覧ください。

第2部 困ったときは(症状から引く対処集)

うまくいかないときは、まずここを見てください。「症状 → 原因の見当 → 対処」の順で書いています。

症状1:生成が始まらない・途中で止まる

まず、インターネット接続を確認してください。Claude Design は常時接続が必要で、オフラインでは使えません。接続に問題がなければ、次を順に試します。

  1. ページを再読み込みする
    ブラウザの再読み込みボタンを押します。作成中の内容が心配な場合は、先に画面の内容をメモしておくと安心です。
  2. 新しいチャットで試す
    同じ指示を新しいプロジェクトで送ってみます。
  3. 時間をおいて再挑戦する
    研究プレビュー(開発途中の公開版)のため、一時的な不具合が起きることがあります。

症状2:思ったものと全く違うものが出てきた

ほとんどの場合、原因は指示の曖昧さです。作り直す前に、次の3点を確認してください。

また、80点の出来なら作り直さず、第1部の「修正指示の定型文」で直す方が早く終わります。一発完成を狙わないのが正しい使い方です。

症状3:利用枠(クォータ)が切れた・「上限に達しました」と出た

Claude Design の利用は、契約プランの利用枠に含まれています。使い切ると、枠が回復するまで待つか、従量課金(使った分だけ支払う追加購入)で足すことになります。

Claude Code と枠を共有しています

2026年6月以降、Claude Design と Claude Code は同じ週次利用枠を共有します。デザインで使いすぎると、Claude Code 側の残りも減ります(逆も同じです)。両方を使う週は、ペース配分にご注意ください。詳しくは第10章をご覧ください。

症状4:日本語の字体(フォント)が好みに合わない

生成物の日本語の字体が好みに合わないときは、次のどちらかで直せます。

症状5:コメントが消えた・保存エラーが出た

コメントが消える・保存に失敗するなどの不具合は、研究プレビュー版の既知の報告として挙がっています。壊れたのはあなたの操作ではありません。対処は次のとおりです。

症状6:ファイルをアップロードできない

参考資料のアップロードには上限があります。まずこの2つを確認してください。

上限超えたときの対処
1ファイル最大 30MBファイルを分割する、画像なら縮小する、PDF なら必要ページだけ抜き出す
1つのチャットで最大 20ファイル本当に必要な資料だけに絞る、複数の画像は1つの PDF にまとめる

また、対応形式(DOCX/PPTX/XLSX/PDF/画像/TXT・CSV・MD など)かどうかも確認してください。DOCX は文字だけが読み取られ、埋め込まれた画像は読まれない点にも注意が必要です。

症状7:画面が本書の説明と違う

Claude Design は研究プレビューのため、機能や画面が予告なく変わることがあります。本書は2026年7月時点の画面で説明しています。ボタンの位置や名前が違っても、慌てずに次の順で探してください。

  1. 似た名前のボタンを探す
    Export(書き出し)や Share(共有)などの主要機能は、名前を変えつつも残ることが多いものです。
  2. 画面の案内に従う
    新しい画面には案内表示が付くことが多いので、まず表示をよく見ます。
  3. Claude 本人に聞く
    左のチャットで「書き出しはどこからできますか?」と聞くのも有効です。

症状8:書き出したファイルの細部の仕上がりが理想と違う

細部の仕上がりが理想と違う場合は、用途で形式を使い分けてください。

目的おすすめの形式
見た目そのままで配る・印刷するPDF(編集不可だが見た目が安定)
PowerPoint で自分で手直しするPPTX(気になる箇所は PowerPoint 側で微調整)
細部をきれいに仕上げたいCanva に書き出して最終調整

ピクセル単位の完璧な仕上げは Claude Design の苦手分野です。「大枠は Claude Design、最後の調整は他ツール」と割り切るのが現実的です(第8章参照)。

症状9:「共有リンクを開けない」と言われた

相手がリンクを開けないときは、共有設定が Private(招待した人だけ)のままになっている可能性が高いです。

  1. Share(共有)ボタンを開く
    公開範囲の設定を確認します。
  2. Link (View Only)(リンクを知っている人は閲覧可)に変更する
    これで、リンクを受け取った相手が閲覧できるようになります。
Link 共有は実質的な外部公開です

Link 共有は「リンクを知っていれば誰でも見られる」状態です。社外秘・個人情報を含むデザインでは使わないでください。また、共有をやめて Private に戻すと、以前の共有時のやり取りの文脈は削除されます。

症状10:Figma に持っていきたい

2026年7月時点で、Figma(デザイナー向けの本格的なデザインツール)への直接の書き出し・連携はありません。代わりの経路は次の2つです。

なお、Adobe XD・Sketch・Framer・Webflow への直接書き出しも同様にありません。

症状11:作ったものを Claude Code で本物にしたい

これは不具合ではなく、正式な連携機能があります。Export メニューの中の Hand off to Claude Code(Claude Code への引き渡し)を使うと、デザインの仕様・部品の構造・設計意図をまとめた「バンドル」が作られ、Claude Code 側で実装の続きを始められます。スクリーンショットを撮って説明し直す必要はありません。詳しくは第9章をご覧ください。

症状12:同じ失敗が何度も続く

同じ修正指示を3回送っても直らないときは、4回目を送るより、やり方を変える方が早いです。

「AI に頼む」と「自分で直す」の使い分けが、遠回りに見えて一番の近道です(第3章参照)。

第3部 用語集(五十音順)

本書と Claude Design に登場する言葉を、五十音順(英字は読みの音の位置)で引けるようにしました。

用語意味
インラインコメントキャンバス上の要素をクリックして、その要素に直接付ける修正指示。Comment ボタンから使う。ピンポイントの修正に強い。
WYSIWYG(ウィジウィグ)「見たまま編集」のこと。画面上の要素をドラッグで動かしたり、その場で大きさや色を変えたりできる編集方式。2026年6月の更新で追加された。
エクスポート(Export)作ったデザインを PDF・PPTX などのファイルとして手元に取り出すこと。画面右上の Export ボタンから行う。
HTML(エイチティーエムエル)Webページの中身(文章や構造)を記述するための形式。Claude Design からは CSS 込みの1ファイル(Standalone HTML)でも書き出せる。
LP(エルピー)ランディングページの略。商品・イベント・お店などを紹介する、縦に長い1枚ものの Webページ。
キャンバス画面の右側にある、デザインが表示・編集される領域。左側のチャットと対になっている。
GitHub(ギットハブ)プログラムのコードを保管・共有する Web サービス。Claude Design はここからデザインシステムを読み取れる。
クォータ(利用枠)契約プランごとに決まっている「使える量」の上限。Claude Design と Claude Code は同じ週次の枠を共有する。
研究プレビュー開発途中のまま一般公開されている版。機能・画面・料金が予告なく変わる可能性があり、不具合もあり得る。
CSS(シーエスエス)Webページの見た目(色・大きさ・配置)を決めるための形式。HTML とセットで使われる。
CTA(シーティーエー)「行動の呼びかけ」のこと。LP の「申し込む」「購入する」のような、読者に押してほしいボタンや一文を指す。
ZIP(ジップ)複数のファイルを1つにまとめた圧縮ファイル。Claude Design からは HTML・CSS・画像の一式を ZIP で書き出せる。
従量課金使った分だけ料金を支払う方式。利用枠を使い切ったあと、追加購入で使い続けるときに適用される。
ダッシュボード大事な数字やグラフを1画面に集めた「計器盤」のような画面。状況をひと目で把握するために使う。
デザインシステム色・フォント・部品・余白のルールをまとめた「ブランドの決まりごと集」。設定すると新しいプロジェクトに自動で適用される。
デザイントークンデザインの決まりごとに付けた名前。「primary-blue(メインの青)」「spacing: 16px(余白16ピクセル)」のように、色や余白を名前で管理する仕組み。
ハンドオフデザインを実装担当(人や Claude Code)へ引き渡すこと。Claude Design では Export メニューの Hand off to Claude Code がこれにあたる。
バンドルClaude Code への引き渡し時に作られる「ひとまとめの荷物」。デザインの仕様・部品構造・設計意図が含まれる。
ヒーローセクションLP の最上部にある、大きな見出しと画像で目を引く領域。ページの第一印象を決める。
PDF(ピーディーエフ)どの環境でも見た目が変わらない文書ファイル形式。閲覧・印刷・提出向き。編集はできない。
PPTX(ピーピーティーエックス)PowerPoint(パワーポイント)のファイル形式。書き出すと PowerPoint で開いて編集できる。
フォント文字の字体・書体のこと。ゴシック体・明朝体など。デザインの印象を大きく左右する。
プロジェクトClaude Design における作品1つ分の入れ物。Create(作成)ボタンから新しく作る。
プロトタイプ実際に触って動きを確かめられる試作品。見た目だけのモックアップより一歩進んだ段階。
プロンプトAI への指示文。Claude Design では左のチャット欄に書く日本語の文章がこれにあたる。
モックアップ実物そっくりに作った見た目の模型。アプリや Webページの完成イメージを関係者に見せるために使う。
余白(ホワイトスペース)要素と要素の間の何もない空間。十分に取ると、ゆったりして読みやすいデザインになる。
リポジトリGitHub 上でコード一式を保管する「保管庫」の単位。プロジェクト1つ分のコード置き場。
レイアウトページの中で、見出し・文章・画像などをどこに置くかという配置のこと。
ロールアウト新機能を全員一斉ではなく、順番に少しずつ使えるようにしていくこと。「順次提供中」の意味。Pro プランへの提供がこの方式。
ワイヤーフレーム色や飾りを付ける前の、線と枠だけで配置を決めた設計図。「どこに何を置くか」だけを話し合う段階で使う。
この付録の使いかた(おすすめ)

第1部のプロンプトは「そのまま使う」より「土台にして書き足す」と、より自分の用途に合った結果になります。慣れてきたら、うまくいったプロンプトをご自身のメモに貯めていくと、世界に一つの「自分専用プロンプト集」が育ちます。

理解度チェック

次の項目に自信をもって「はい」と言えたら、この章は合格です。

この章の出典