準備と画面の見方
この章では、Claude Design を実際に開いて、画面の構成を覚えます。道具の置き場所さえ分かれば、あとは日本語で話しかけるだけです。最初の一歩を、いっしょにゆっくり進めましょう。
- ブラウザまたはデスクトップアプリから Claude Design を開ける
- 左右に分かれた画面のそれぞれの役割を説明できる
- 主要なボタン(Create・Export・Share)の場所と意味が分かる
- 新しいプロジェクトを1つ作って名前を付けられる
まず開いてみましょう
Claude Design は、ふだんの Claude と同じアカウントで使えます。新しいソフトを買ったり、インストールし直したりする必要はありません。開き方は次の3ステップです。
- ブラウザで claude.ai にログインする
いつも Claude を使っているブラウザ(Chrome など)で、claude.aiを開きます。すでにログイン済みなら、そのままで大丈夫です。 - アドレス欄に claude.ai/design と入力する
画面上部のアドレス欄にclaude.ai/designと打ち込み、Enter キーを押します。これが Claude Design の入り口です。 - Claude Design のホーム画面が開く
+Create(新規作成)ボタンのあるホーム画面が表示されます。ここが、プロジェクト(作品のまとまり)を作り始める入り口です。
パソコンにインストールした Claude Desktop(デスクトップアプリ)を使っている場合は、画面のサイドバー(左端の縦のメニュー)にあるパレットのアイコン(🎨)をクリックすると Claude Design が開きます。どちらから開いても中身は同じです。
自分のプランで使えるかを確認する
Claude Design は、契約しているプランによって使える・使えないが分かれます。藤川さんは Max プランなので、追加の設定なしでそのまま使えます。参考までに、プランごとの状況を表にまとめます。
| プラン | Claude Design の利用 |
|---|---|
| 無料プラン | 使えません |
| Pro | 順次使えるようになっている途中です |
| Max | そのまま使えます(藤川さんはここ) |
| Team | 使えます(管理者の設定によります) |
| Enterprise | 最初はオフ。管理者が有効にすると使えます |
Team プランは管理者の設定によって使えるようになります。Enterprise プランは最初はオフになっていて、管理者が Organization settings(組織設定)の中の Capabilities(機能)でオンにする必要があります。もし会社のアカウントで開けなかったら、管理者の方にこの設定を伝えてください。藤川さんの Max プランでは、この手続きは一切不要です。
ボタンは英語表記です
Claude Design の画面のボタンやメニューは、今のところ英語で表示されます。とはいえ、覚えるべき英単語はほんの数個だけです。本書では、英語のボタン名には必ず「Export(書き出し)」のように日本語の説明を添えます。この書き方に沿って読み進めれば、英語が読めなくても迷いません。
ボタンは英語ですが、Claude への指示(お願いの文章)は日本語で書けます。「青系の名刺をデザインして」と日本語で頼めば、ちゃんと伝わります。
画面の見方 — 左でお願いし、右で確かめる
プロジェクトを開くと、画面が左右2つに分かれます。この二分割が Claude Design の基本の形です。役割はとても単純です。
- 左側=チャット:Claude と会話する場所です。「こういうデザインを作って」とお願いを書き込みます。
- 右側=キャンバス:できあがったデザインが表示される場所です。画家のキャンバス(画布)と同じで、作品が描かれていく面です。
図:Claude Design の基本画面。左のチャットでお願いすると、右のキャンバスに結果が現れます。
作業の流れは「左でお願いする → 右に結果が出る → 気になる所を左でまた伝える」の繰り返しです。この往復こそが Claude Design の使い方のすべて、と言ってもいいくらいです。詳しい修正のやり方は第3章(修正の4つの方法)で学びます。
主要ボタンの名前と役割
最初に覚えるボタンは3つだけです。場所と役割をセットで頭に入れましょう。
| ボタン名 | 読み方・意味 | 役割 |
|---|---|---|
| +Create | クリエイト(新規作成) | 新しいプロジェクトを作り始めます。ホーム画面にあります。 |
| Export | エクスポート(書き出し) | できたデザインを PDF などのファイルにして取り出します。画面の右上にあります。 |
| Share | シェア(共有) | デザインをほかの人に見せるための設定をします。 |
Export(書き出し)と Share(共有)の詳しい使い分けは第8章(書き出しと共有)で扱います。この章では「そういうボタンがある」と分かれば十分です。
プロジェクト作成の流れ
プロジェクトとは、1つの作品(チラシ1枚、スライド1式など)をまとめる入れ物のことです。作成の流れは毎回同じで、次の4段階です。
- Create(新規作成)を押す
ホーム画面の +Create(新規作成)ボタンをクリックします。 - デザインの種類を選び、名前を付ける
何を作るか(プレゼン資料・Web ページなど)を選び、プロジェクトに分かりやすい名前を付けます。 - 参考資料を追加する(やらなくてもよい)
手元に原稿やロゴ、参考画像があれば渡せます。この段階は飛ばしても構いません。詳しくは第7章(参考資料・ブランドを与える)で説明します。 - チャットで指示を書く
左のチャットに、作りたいものを日本語で書きます。ここから制作が始まります。
この先の流れ — 「作って直す」の繰り返し
プロジェクトの入れ物ができたら、次の第2章からいよいよデザインを作ります。先に全体の流れを知っておくと、安心して進められます。基本は「指示を書く → キャンバスにデザインができる → 気になる所を直す」の繰り返しです。最初の一回で完成を狙う必要はありません。
指示があいまいだと、Claude のほうから質問が返ってくることがあります。たとえば「表は何行にしますか?」「配色の希望はありますか?」といった聞き返しです。これは失敗ではなく、より良い結果を出すための確認です。面倒がらずに答えると、できあがりの精度が上がります。
直し方には、チャットで文章で伝える方法のほかにもあります。要素をクリックしてその場でコメントを付ける方法、文字をその場で直接書き換える方法、つまみ(スライダー)で余白や色を微調整する方法です。合わせて4つの方法を、第3章(修正の4つの方法)でじっくり練習します。
また、指示は具体的なほど伝わります。「いい感じにして」よりも、「見出しをもっと大きく」「余白を多めに」のほうが、望みどおりの直しになります。指示の書き方のコツは第4章(伝わる指示の書き方)でまとめて学びます。
実際に手を動かして、この章の内容をぜんぶ確かめましょう。ゴールは「練習用のプロジェクトを1つ作って、名前を付ける」ことです。まだデザインは作りません。入れ物を用意するだけです。
- Claude Design を開く
ブラウザでclaude.ai/designを開きます。ログインを求められたら、いつもの Claude のアカウントでログインします。 - ホーム画面を確認する
+Create(新規作成)ボタンのあるホーム画面が表示されることを確かめます。 - +Create(新規作成)を押す
ホーム画面の +Create(新規作成)ボタンをクリックします。 - 種類を選んで名前を付ける
作りたいデザインの種類を1つ選びます(今回はどれでも構いません)。名前は「れんしゅう用」と付けましょう。 - 参考資料は追加せずに進む
今回は練習なので、資料の追加は飛ばします。 - 左右二分割の画面を確認する
左にチャット、右にキャンバスが表示されていれば成功です。今日はここで閉じても大丈夫です。
確認ポイント:ホーム画面に「れんしゅう用」という名前のプロジェクトが表示されていれば完了です。次の章は、この「れんしゅう用」から再開します。
本を閉じたつもりで、次の質問に自分の言葉で答えてください。「Claude Design の画面は左右に分かれています。左の画面と右の画面は、それぞれ何をする場所ですか?」
ヒントを見る
左は「話しかける」、右は「できあがる」。作業の流れは左から右へ、を思い出してください。
模範解答を見る
左はチャットで、Claude に「こういうデザインを作って」とお願いを書く場所です。右はキャンバスで、できあがったデザインが表示される場所です。左でお願いし、右で結果を確かめ、また左で直しを頼む、という往復で作業を進めます。
次の3つの場面で押すボタンは、それぞれ何でしょう。①できあがったデザインを PDF にして取り出したい ②新しいプロジェクトを作り始めたい ③デザインをほかの人に見せる設定をしたい
ヒントを見る
候補は Create(新規作成)・Export(書き出し)・Share(共有)の3つです。「取り出す=書き出す」と考えてみてください。
模範解答を見る
① Export(書き出し)です。画面の右上にあります。② +Create(新規作成)です。ホーム画面にあります。③ Share(共有)です。全部正解できたら、この章のボタンは卒業です。
次の項目に自信をもって「はい」と言えたら、この章は合格です。